CREST 離散構造統計学の創出と癌科学への展開
研究代表者
津田 宏治
東京大学 大学院新領域創成科学研究科
教授
研究概要
ビッグデータから、ある現象に関する原因究明を行う際、統計的手法が多く用いられますが、その結果の信頼性に関しては、なんの評価値も与えられない場合が多く、誤った結果により損害が発生することもあります。本研究では、離散数学と、従来の統計科学を融合した離散構造統計学を創出し、原因究明精度の飛躍的改善を達成します。国内三カ所の有力がん研究機関と連携し、開発した新統計手法を利用して、新生児5000人に一人の高確率で発症する小児がんである神経芽腫の原因究明に挑戦します。