科学研究費補助金 新学術領域研究 多面的アプローチの統合による計算限界の解明
研究代表者
渡辺 治
東京工業大学 大学院情報理工学研究科
教授
研究概要
本領域の目的は、P≠NP予想をはじめとする重要な未解決問題の解決へ向けて計算複雑さの理論に革新的な進展をもたらし、計算の根本原理の解明に新たな潮流を生み出すような強力な計算限界解析理論の構築である。
我が国の計算の理論と離散数理の高い研究力を基礎に、様々な視点を持つ研究者の連携により、 これまでに究極に深められてきた各種解析技法を多面的に分析し、その仕組み、特徴、および技法間の関連を見出し、それらを統合する強力な解析理論を作る。
領域は、最先端下界、計算上界、境界領域、という3つの立場からの計算限界解析法の研究を行う9つの計画研究を核として総括班で全体の企画をおこない、10件程度の公募研究を含めて構成する。
ウェブサイト
http://www.al.ics.saitama-u.ac.jp/elc/