2017年度に熊本大学で開催された「JCCA-2017・離散数学とその応用研究集会2017」に引き続き、2019年度は都城高専で開催された「JCCA-2019・ 離散数学とその応用研究集会2019・スペクトラルグラフ理論および周辺領域 第8回研究集会」をサポートいたしました。
2019年度は,さらにスペクトラルグラフ理論および周辺領域 研究集会を加え、組合せ理論に関連する研究者が一堂に集まり、情報交換や意見交換をする場を提供する場となりました。本会議は、招待講演、ミニシンポジウム、一般講演という3つのセッションで構成されました。招待講演は、グラフ理論、組合せデザイン、スペクトラルグラフ理論、離散最適化から講演者を選定し、様々な分野の研究者に各分野の研究を伝えることを目的とし、以下の4件が実施されました。
・加納 幹雄(茨城大学):グラフの偶奇性に関する新旧の話題
・須田 庄(愛知教育大学):アダマール行列と関連する組合せ構造
・瀬川 悦生(横浜国立大学):グラフ上の量子ウォークの定常状態と電気回路
・谷川 眞一(東京大学):極大抽象剛性マトロイドの特徴づけ
また、新たな研究創出の可能性が高い分野を選定し、以下の5件のミニシンポジウムが実施されました。
・組合せ最適化:高澤 兼二郎(法政大学), 垣村 尚徳(慶應義塾大学)
・組合せデザイン:栗原 大武(北九州工業高等専門学校)
・グラフ理論:古谷 倫貴(北里大学), 横田 真秀(東京理科大学)
・超平面配置:東谷 章弘(大阪大学), 中島 規博(名古屋工業大学)
・符号と暗号:繆 瑩(筑波大学), 盧 暁南(東京理科大学)
今回の学術会議には100名の研究者・学生が参加し、活発に情報交換や意見交換がなされました。