目的
現代社会で必須の科学的対象である情報の処理と解析において、データから構築されるさまざまなネットワークを研究するためのアルゴリズムの開発は必 須である。 物理的な情報通信ネットワークはもちろん、 例えば人間社会におけるソシアルネットワーク、データの関連を与える結合ネットワーク、Webでの引用関係、様々なプロセスの因果関係、生体システムにお けるフィードバックネットワークなど、様々なネットワークに関する数理をアルゴリズム的にとらえ、関連する情報科学や数学の手法が開発されている。 本セ ミナーの目的は、それらの最新の科学技術を、特に現実の社会要請と対応させながら紹介し、更に数学的な新しい成果や技法を利用して現実社会の情報処理に実 用応用するためのブレインストーミングの場とすることである。
発表形式
本プロジェクトのRAやメンバーを中心に運営し、論文紹介やビジター等の研究発表を含めて最新のネットワークに関する最適化や応用の紹介を中心にア ルゴリズムに関連したトピックを話す。 隔週金曜日の5時ー6時半を基本に、適宜必要に応じてセミナーを行い、テレビ会議システムで他の拠点にも公開す る。
発表に関して
発表の重点
国際会議論文紹介の場合は、論文のタイトル等の情報を事前にアナウンスし、簡潔なサマリーのレジュメを準備する。 RAが SIGCOM, INFOCOMなどの論文を発表する場合は、十分に時間をかけて(最低でも10時間)準備し、不明な場合は教員等に相談し、必要な参考論文も調査すること。 細かい技法より、なぜその論文が良い論文なのかを聴衆に納得させることを目的にする。 発表では、特に実例を用いて具体的に紹介することを要求する。
スライド準備
PPT等のスライドをもちるときは、最大で20枚程度とし、できれば事前にWikiに掲載する。また、黒板等を用いるときも、適切なレジュメを用意する。
日程
- 隔週金曜17:00~18:30
- 開催場所:東北大学情報学研究科 徳山研究室(セミナールーム)