国立情報学研究所(NII)ビッグデータ数理国際研究センターの阿部 真人特任研究員と水元 惟暁 京都大学農学研究科博士後期課程学生(日本学術振興会特別研究員DC1)、土畑重人同助教の研究グループは、オスとメスが互いに探索しあう状況を想定した理論モデルを構築し、探索時間が限られている時にはオスとメスで異なる動き方をするのが双方にとって最適であることを発見しました。また、生物進化を模倣したシミュレーションを行うことで、動き方に性差が生まれることを示しました。今回の研究成果は、ランダム探索問題に双方の利益という視点を導入した点において重要な意味を持ちます。
本研究成果は5月10日、英国王立協会の学術誌『Journal of the Royal Society Interface』に掲載されました。
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