近年、産業分野および研究分野において、「人工知能(AI)」や「ビッグデータ」の活用は、科学技術の発展と新産業の創出が見込まれる世界的課題になっています。このような状況において、文部科学省および科学技術振興機構(JST)はAI・ビッグデータ分野に研究予算を投じています。
文部科学省は今年度、同省が推進する「人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクト」事業の研究開発拠点として、革新知能統合研究センターを理化学研究所に設立。一方、JSTは2013年度から情報基礎分野でCRESTの二つの研究領域とさきがけ研究領域を実施し、今年度からは新たな研究推進プロジェクトACT-Iを開始するなど、情報学分野における基礎研究に重きを置く流れとなっています。
2015年1月、「JST ERATO 河原林巨大グラフプロジェクト」と「湊離散構造処理系プロジェクト」という二つの情報基礎分野の大型プロジェクトが合同でワークショップを開催し、両プロジェクトの研究交流および人的交流において大きな成果を収めました。
この経験を踏まえて、昨年12月に、科研費湊課題に加えて本プロジェクトと近い分野のCREST宇野課題、CREST加藤課題、CREST佐久間課題、CREST津田課題、CREST岩田課題、および、新学術領域研究渡辺研究領域に呼びかけて「情報系 WINTER FESTA」を開催、情報基礎分野の研究者が一堂に会する「史上初」の画期的なイベントとなりました。
今年度は、昨年度の「情報系 WINTER FESTA」に参加した上記の各プロジェクトに加えて、新たに共催に名を連ねた革新知能統合研究センターとCREST平岡課題も参加し、さらに規模を拡大したワークショップ「情報系 WINTER FESTA Episode2」を開催いたします。
本ワークショップをきっかけに、これらのプロジェクトの研究者同士が実質的な議論を深め、互いに触発し合うことで、素晴らしい共同研究が新たに生まれ、また、各プロジェクトがさらに発展することを期待しています。
研究総括 河原林 健一
日程 | 2016年12月22日(木)~12月23日(祝・金) |
会場 | 一橋講堂2F 中会議場(東京都千代田区一ツ橋2-1-2) |
Webサイト | http://bigdata.nii.ac.jp/johokei-winterfesta2/ |
Registrationも開始いたしました。
多数の方のご参加をお待ちしております。