当プロジェクトがサポートいたしました「JCCA2016」が5月21日から25日までの5日間、京都大学百年時計記念会館で開催されました。
23ヶ国から166名の参加があり、半数は海外からの参加でした。招待講演9件、一般講演76件、ミニシンポジウム講演27件の発表を行い、大盛況のうちに終了しました。
近年ビッグデータや巨大グラフを扱う技術を支える数学として、組合せ論combinatorics が注目されています。組合せ論はコンピュータの発達とともに、有限の対象を扱う数学として離散数学=組合せ論の必要性が認識され、組合せ論は近年急速に発展してきました。
JCCA は日本における組合せ論国際会議の発展のため、2014 年にグラフ理論研究者が中心となり、当プロジェクトのサポートの元、国際会議The Japan Conference on Graph Theory and Combinatorics を開催しました。この国際会議にはグラフ理論研究者のみならず、組合せ論の他の分野の研究者も多数参加し、幅広い内容の研究発表と議論がなされました。この成功を受け、2016 年には組合せ論を前面に押し出して、国際会議を開催することとになりました。JCCA は今後2 年間隔で定期的に国際会議を開催することを目指しています。
特設ページ:http://infoshako.sk.tsukuba.ac.jp/jcca/JCCA16/index.html